集客力UP

この集客のアイディアをパクれますか?

こんにちは、生産性向上委員会の上月です。

今日も集客のアイディアをシェアしたいと思います。

先日、東京出張に行ってお昼を食べていたら
目の前に貼っていたのが、3社合同定期券。

300円の定期券を提示すると
はままるうどんでは天ぷらが1つ無料
ガストでは100円引き
吉野家では80円引き
というサービスです。

天ぷらが1つ100〜200円くらいでしょうから
3回使えば元が取れるというサービスです。

これなら、すぐに元とれるでしょ!

近くに店があるなら
いいなぁと思った次第です。
三島にはなまるうどんがあったら買ってたな・・・と

最近では、飲食店でも定額サービスが流行っていますね。

例えば、野郎ラーメンというラーメン店では、月8600円で毎日1杯無料
アンドモワという居酒屋では1ヶ月3000円でアルコール飲み放題
といったものがあります。

でも、これって金額だけみたらちょっと高いなぁなんて
思っていたのです。

でも、今回みつけた定期券は300円。
手軽な金額だから、一気に間口が広がりそうなアイディアだと思いました。

こんなに安いサービスをしてうまくいくのか?

こんなすぐに元が取れる価格でやってうまくいくのか?と思いませんか?
ちょっと調べてみると

はなまるうどんは、2006年〜2010年まで500円の定期券(提示すると100円引き)
を4年間していました。その後、2015年からは天ぷらが無料になる定期券に変更してサービスを開始していました。

そして、2017年の秋には、吉野家と共通券を出しました。この時に吉野家の河村社長は,
はなまるの成功に吉野家がのっかった」と言っています。

さらに、今回はガストも定期券サービスに参加することになっています。

この流れからして売上、利益アップにはつながっていると思って間違いないと思われます。

なぜ、うまくいくのか?ポイントは、ターゲット層

このサービスがうまくいく背景は、
それぞれの業態でターゲットが異なるためです。

はなまるうどんの主な客層は、単身の女性
吉野家の主な客層は、単身の男性
ガストの主な客層は、ファミリー層

です。

なので、今回コラボしている会社はそれぞれターゲット層がバラバラです。
だからこそ、定期券があることで、普段行かないお店にも行ってみようかな〜
となり、新しい客層を取り込むことに成功しているのだと思います。

つまり、定期券は新規集客のツールとして使われているということです。

実際に、吉野家とガストだけがコラボした時は、
それぞれがのお店が自社の定期券を発行していた時よりも
券の提示率が10%から20%程に増加したとのこと。

増加分は、他店で購入した定期券と考えられますね。

目的をもってコラボ先を決めることが大切

定期券は、お得で使いたくなるサービス
というのが大切です。

でも、もう1つ誰とコラボするか?
というのも考えなければなりません。

今回の例では、
自社のターゲット層ではないお客さんにも利用してもらうことで
売上をあげているのでしょう。

でも、中小企業の場合は、
自社のターゲット層に来てもらうほうが
良いと思います。

なぜなら、大手企業と比べて、
自社のターゲット層の方にまだまだ利用してもらえる
余地はあると思うからです。

実際、ターゲットと合わない人にきてもらっても満足度が低くなって
リピーターにもなりずらいでしょうから。

なので、もしこのアイディアを真似するなら、
自社のターゲット層が利用している異業種とコラボする
というのがうまくいくかなと思います。

大手企業サービスをそのまんま真似するのではなく
自社に合わせてカスタマイズすると面白成果が得られるかもしれません。

仲の良い経営者さんとアイディアの話をしてみると面白いと思いますよ。

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