販促力UP

詐欺師に学ぶマーケティング

こんにちは、三島集客研究所の森田です。

先日、こんなニュースがやっていました。

70歳男性、婚活サイトで30代女性から現金320万円騙し取る

この見出しめっちゃ目をひかれますよね。

70歳男性が婚活サイト?で詐欺?
こんなことあるの?って感じです。

「意外性」で興味を惹きつけられます。

詐欺師は悪ですが、
その手法って意外とマーケティングの
学びになったりするので調べてみました。

どうやって30代女性からお金を騙しとったのか

簡単に説明すると、

婚活サイトで70歳の男性は、30代を装った写真、
大手会社勤務といったプロフィールを書き込み
エリートサラリーマンに成りすましていました。
そこで、30代女性と知り合います。

女性から「会いたい」といった連絡がきても
「仕事が入った」など、理由をつけて
会うことをさけて、メールでのやり取りを続けます。

そして、女性からクレジットカード番号を聞き出し
こっそり買い物をします。

もちろん、女性に明細が届くので
不審に思って男性に連絡すると
「自分は犯人じゃない。犯人を探すために
探偵を雇いたい。そのために資金援助してほしい」
と持ちかけます。

そして、それに女性が100万円振り込んでしまいます。
ここからは、追加資金が必要とかなんとか理由をつけて
結果、320万円騙し取った

という事件です。

一度も会っていないのにお金を騙し取るテクニックとは?

知り合ってからここまで1年間ほどですが
一度も女性は男性に会っていません。

でも、信じてお金を渡してしまいました。

なぜ、会ってもいない人にそんなに
お金を渡してしまったのでしょうか?

もちろん、婚活サイトで知り合っていたので
女性が男性のプロフィールを信じて
逃したくないといった思いもあったと思います。

しかし、もう一点あります。

それが、
「共通の敵」
です。

これは強烈な心理作用を生み出します。

人は、誰かと同じ敵を倒そうと思うと
信頼感が生まれます。

自分が騙されていると教えられると
本当のことを教えてくれた
その相手に信頼感を感じますよね。

今回のケースで言えば、
「一緒に不正利用した犯人を捕まえよう」と
いった状況を作り出したことです。

女性・男性 VS 不正利用者

という関係性を作ったのです。

これで、女性は男性を強く信じてしまったのでは
と思われます。

共通の敵のコンセプト

共通の敵を作ることで、一気に親近感を生む
ことができます。

ポイントは、お客さんが
イライラしていたり、不満に思っていること
の原因を伝えることです。

例えば、ダイエット業界

多くの人が
いろいろ試しても全然痩せられない
といった不満がありますよね。

そんな彼らには
「いろいろ試しても痩せられないのは
あなたの身体に合った方法を誰も伝えていないから」
とすると

あなたとお客さん VS これまでのダイエット商品

といった対立構造ができますよね。

これで、もし、あなたが一人ひとりの身体にあった
提案をするパーソナルダイエットメニューを売っていれば
興味をもってもらえると思いませんか?

ただ最初から、あなたに合ったダイエットトレーニング提案します
と伝えるよりまず関係性ができます。

あなたの業種でも、お客さんと
そんな関係性を築く方法があるはずです。

PS
この共通の敵を作るときの注意点は
特定の個人や団体名をつ対象にしないことです。

業界や慣習などを対象することをオススメします。

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