リピート率UP

日本人を誇らしいと思った件

こんにちは、上月です。

今回もインドネシアでの話なのですが。
この話、結構感動したので
ぜひ知ってもらいたいです。

インドネシアでは、元外務省の方に案内してもらっていて
話の中で新幹線の話が印象的でした。
(※僕の記憶によるものなので
事実と異なる可能性がありますのでご
了承ください)

インドネシア初の新幹線開通にむけて
中国と日本が争っていたそうです。

日本の提案としては、
・新幹線を作るには400km以上無いとあまり効果がない

・金額が大きいから政府にも負担が必要。だが、融資の金利はほとんど取らない

・製造にあたってはインドネシア国内の企業を使って経済発展を促す

といったことです。

一方、中国の提案は、

・政府の負担をなくすために、100km程度の短い路線にしましょう

だったそうです。

当時の大統領は、国への負担を避けるために
結局中国に依頼することにしました。

しかし、いざ始まると
中国は労働者を中国から連れてきて
中国人にお金を落とし

国に負担をかけないという話だったが
工期が4年遅れ、計画予算からも
1800億円上昇し結局1800億円を政府が負担。
しかも、この1800億円は中国からの融資で
年利は4%を要求されたそうです。
(日本の提案は0.1%)

そして、いざ開通した新幹線は
ジャカルタと僕がいったバンドンを結ぶ
150km程度の距離で
在来線の特急も走っているし
高速道路も整備されているので
現地の人もあまり利便性があがらない。

そして、

新幹線の駅は
ジャカルタ空港やバンドン都市部など
主要な交通機関から遠くて使いづらい
場所にできたそうです。

赤字路線となり
維持するのにも
お金がかかり続けるとも
言われています。

中国は計画どおりだった
のかもしれませんが、
何ともヒドイ話です。。。

この話を聞いて
相手の将来ためを考えて提案している日本人って
誇らしいなと思いました。

当たり前なのかもしれませんが
改めて、自分の仕事に対する向き合い方も
目先のことではなく
相手の将来のことを考えて提案しようと
思えました。

今日の質問
目先の利益ではなく、
相手が本当に良くなる提案ができていますか?

インドネシア政府としては、政府は負担をなくしたい
という思いでした。しかし、日本は政府に確かに負担があるが
将来のインドネシアのために、作るなら400km以上という
提案をしました(政府負担を考慮して低金利の案も考えて)。

今欲しいものを満たすのではなく
将来得たい結果にコミットしていきたいですね。
それがリピート率アップにつながります。

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